リーバイス501_1986年【ハチマルチェーン】|セミヴィンテージという楽しみ

ジーンズ

ヴィンテージデニムが高騰して簡単に手が出せなくなっている昨今、徐々に注目を集めているものがセミヴィンテージとも呼べる80年代90年代のUSA製の501です。

今回は80年代の通称ハチマルと呼ばれる1本を紹介したいと思います。

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80年代の501たち

まずは、80年代に作られた501を紹介したいと思います。

80年代にはリーバイス社が世界最大の衣料メーカーとして躍進しており、その過程が細かいディテールにも反映されています。

1980-1986_【赤ミミ】

ヴィンテージと呼べる最後のモデルがこの通称「赤ミミ」と呼ばれる501になります。

それ以降の501ではサイドシームが脇割りとなり、赤耳である501はこれで生産終了となります。

また、このモデルでは前期モデル(1980-1983)と後期モデル(1983-1986)が存在しています。

実際には前期モデルが最後の赤耳モデルとなりますが、在庫生地を使用して後に紹介する通称「ハチマル」と並行して後期モデルが生産されています。

赤耳
脇割り

1981-1983_【カンヌキ】

赤耳は徐々に脇割りと呼ばれる現在のサイドシームに変化し、通称「カンヌキ」と呼ばれるモデルが生産されます。

バックポケットの上部を補強したものがカンヌキ止めと呼ばれ、黒や紺のものがあります。

これまでカンヌキ止めは501に採用され続けていたのですがこれを期にこのカンヌキ止めも終わりを迎えます。

カンヌキ止め

1983-1991_【ハチマル】

そして、リーバイスが飛躍を遂げるにつれてカンヌキ止めや赤耳が廃止された501はこの「ハチマル」モデルに帰着します。

また、このハチマルの中でも変化はありボトムステッチがチェーンのものを「ハチマルチェーン(1983-1986)」と呼び、チェーンがなくなり現在のシングルになったものを「ハチマル後期(1987-1991)」と呼びます。

「ハチマルチェーン」を紹介!

そして、80年代の501の中でも今回はハチマルチェーン(1983-1986)をご紹介します。

1986年1月製造の501を入手

今回入手したのは、1986年1月製造のものでした。ハチマルチェーンは1986年まで製造されているため最後の年に製造されたものと言えます。

生産年月はタグの裏で確認できます。

また、トップボタン裏は524となっています。

トップボタン裏の番号は製造工場を示しており、524はエルパソ工場で生産されたものではないかと言われています。

歴代501の中で最も細いシルエット

このハチマルの特徴として、最もシルエットが細くなったと言われています。

極端に細いとは感じないものの、若干細めのストレートになっています。

最後のチェーンステッチ

そして、このモデルでボトムステッチのチェーンが廃止されシングルステッチとなりますがやっぱりこのチェーンステッチが雰囲気が出ていて好きです。

ボトムのアタリにも影響しているようにも感じます。

滑り止めがついたアルミリベット

この時のリベットには外縁に滑り止めが施されています。

金色バーダック

ハチマル以降はカンヌキ止めが廃止され、この金色のバーダックに変化しています。

【まとめ】80年代もかっこいい

ヴィンテージといえば、XXやビッグEなど40年代から60年代のものが人気ですが正直に言って高価ですのでなかなか手が出せないです。

80年代のものであればまだそこまで値段が高騰していないので手に入れることも可能です。

USA製ですので十分にかっこいい仕上がりになっています。

手に入れるなら今です!

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