基本情報技術者試験の勉強法|合格までの2ヶ月ロードマップ

日頃の雑談

先日、基本情報技術者試験を受験してきました。約2ヶ月間の勉強で無事に合格することができたのでその記録を備忘録として残しておこうと思います。

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基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験とは

基本情報技術者試験は簡単に言うと、ITに関する知識を問う国家試験です。情報処理試験の一つに分類されスキルレベルは2とされています。スキルレベルには1から4があり、この基本情報技術者試験はIT人材の登竜門として人気のある試験となっています。

試験の出題範囲と形式・合格基準

試験の出題範囲は情報セキュリティ、ソフトウェア・ハードウェア、ネットワーク、マネジメント系、プログラミング言語など幅広い分野から出題されます。

午前試験午後試験
出題形式短文/四問択一長文/複数択一
制限時間150分150分
合格基準60点以上60点以上

形式は午前試験と午後試験に分かれており、午前試験は四問択一形式、午後問題は長文問題で複数択一形式で行われます。制限時間は午前・午後ともに150分で午前・午後両方60点以上で合格となります。

前提と記録の概要

前提:勉強を始める前のスキルレベル

まず、前提として僕自身は大学生で情報系の学部に所属しています。現在3年生で基本となる知識は事前に入っていたような状況で勉強をはじめました。
ただ、かなり忘れてしまっていた分野も多く全く触れたことのない分野もありましたので、未経験の方と同じように、基礎から知識を入れて勉強を進めました。
これから僕が実践した勉強方法を紹介しますが未経験の方でも同じように進めていただければ合格までもっていくことができると思います(期間はもう少しとってもらうと良いかと思います)。

勉強期間・時間

勉強期間約2ヶ月
時間(残り2ヶ月~半月)平均2~3時間
時間(直前)平均5~6時間

勉強時間は直前に向かって徐々に増やしていったような感じでした。直前に間に合わないかもと焦って勉強時間を増やしました(笑)。

使った参考書・サイト

使った参考書は以下のとおりです。

午前試験

・キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

全体像の把握にはこちらの参考書を使用しました。網羅的に解説されていて非常に分かりやすいです。
ただ、細かい知識は抑えきれていない部分もあるので過去問で補足していく必要があります。

・基本情報技術者試験ドットコム(過去問道場)

こちらは超定番の過去問解説サイトです。出題方法などの指定もできたりと非常に重宝したサイトです。

午後試験

・情報処理教科書 出るとこだけ!基本情報技術者[午後]第2版

午後試験の参考書はこちらを使用しました。解説もわかりやすかったです。
以下この参考書は「出るとこだけ」と表記します。

・基本情報技術者試験ドッドコム(過去問道場)

午後試験でもこちらのサイトを使用しました。

基本情報技術者試験合格までの記録

残り2ヶ月~残り1ヶ月

【午前・午後】全体像の把握(キタミ式1周目)

勉強の始めは全体像の把握からはじめました。基本情報技術者試験は非常に範囲が広いため、勉強していて現在地を見失いやすいです。
全体像を把握するため、まずは理解できないところがあったとしても早いうちに全体像をおさえることをおすすめします。

【午前】過去問3年分+キタミ式

続いて、理解を深めて記憶の定着を深めるために過去問とキタミ式を同時並行進めていきました。
具体的には過去問を解いて知らないところをキタミ式で調べていくような感じです。
ちなみに、この時点では過去問を解いてもほとんど正解することはできません(笑)。

残り1ヶ月~午前試験

【午後】午後試験の概要把握

残り1ヶ月のタイミングで午後試験がどんなものか知っておくために過去問を1年分解いてみました。もちろん、ほとんど正解することはできません(笑)。
この後、出るとこだけを軽く1週しました。

【午前】過去問道場のやりこみ

ここからは午前試験のためにすべての問題を覚える勢いで過去問道場をやり込んでいきます。
はじめは「そんなことできるんか」と思うかもしれませんが意外と可能です。
午前試験の合否はここのフェーズのやりこみによって決まると思うので非常に重要です。

午前試験終了~午後試験(約1週間)

【午後】出るとこだけ+過去問道場

僕の場合はcbt方式の試験であったので、別日に受験が可能でした。
この1周間は午後試験の勉強に全力を注ぎます。
まずは出るとこだけを1週やります。ただ、正直ここでも過去問のやりこみが非常に重要で、過去問をやり込んでいくことで知識の補強や問題を解く感覚を掴んでいくことができます。
残りの期間でわからないところは調べたり、キタミ式に戻ったりもしながらできるだけたくさんの過去問を解いていきます。
選択問題に関しては、様々なことがネット上で言われているものの特別難しい単元はなかったように感じます。ただ、年によっては難しい単元もあるので可能であれば捨てる分野はなるべく減らして、できるだけすべての範囲を勉強することをおすすめします(僕はネットワークだけ捨てました)。
ちなみにプログラミング言語の選択問題は表計算を選択しました(詳細は後に記載)。

【結果】合格(午前83.75点/午後90点)

結果は合格することができました。
今回は問題の相性が良くて余裕を持って合格することができましたが、過去問を解く中ではギリギリかなという年もあったので決してオーバーワークではなかったと思います。

基本情報技術者試験を勉強してみて気づいたこと・コツ

午前試験・午後試験ともに基本的な知識を入れたらあとは過去問を解きまくる

終えてみて感じたのは、午前・午後ともに重要なのは過去問をたくさん解くことだということです。
午前問題に関しては、全く同じ問題も出題されるので過去問をすべて覚えれば合格点に達すると思える程です。
午後問題に関しても全く同じ問題は出題されないものの、解き方や知識は共通する部分が多いので過去問演習がかなり重要であると感じました。

午後試験は問題分をいかに読み込んで理解できるかがポイント

午後問題は文章量も多く、初めのうちは「こんなものが解けるようになるのか」と思える程でした。
ただ、途中から気づいたことは、重要なのは問題文を丁寧に読んで設問に移る前に理解度をあげておくという事でした。問題文を軽く読み飛ばすのではなく、問題文にかける時間を多くするべきです。
内容を十分に理解することで、問題がずいぶん解きやすくなることを実感しました。

午後試験のプログラミング言語は表計算でOK

午後試験では、プログラミング言語があるのですが僕は表計算を選択しました。ネット上を見ても、表計算がおすすめという記事が多かったので選択したのですがこれでよかったと思います。
今回、紹介した参考書の中には表計算の内容は掲載されていませんが、僕自身は過去問を解きながら知らない関数や知識を調べていくことで十分に対応することができました。

午後試験のアルゴリズムは難しいので何度も練習

そして、午後試験で一番難易度が高いのは「データ構造及びアルゴリズム」の分野になると思います。
僕自身、本番は運がよく満点を取ることができたのですが、過去問では3割ほどの点数しか取ることができなかった回もあります。ただ、何度も練習することで確実に実力は上がっていきます。
一つ注意があるとすると、難しい回ではいくら練習しても解けない問題もあります。この場合は最低限の点数をとって、あとは他でカバーします。これでも十分合格点には達すると思います。

【まとめ】基本情報技術者試験は時間をかければ確実に合格できる

この試験は一見難しい表現や単語も多く、初めて見ると面食らってしまう試験だと思います。
ただ、過去問演習を中心に何度も演習をこなすことで確実に合格点に近づいていく試験であると実感しました。
今回の記事がなにかの参考になると嬉しいです。


普段はガジェット系や植物などの記事も書いています!覗いて見てください~

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